第41回薬剤耐性菌研究会 プログラム (10月5日 最終版)
第41回 薬剤耐性菌研究会は「平成24年度 群馬大学 文部科学省特別プロジェクト事業「多剤薬剤耐性菌制御のための薬剤耐性菌研究者育成と細菌学的専門教育」」より一部支援を受け、同プロジェクトの一事業として共催されることになりました。
本研究会はICD 協議会の教育講演会として認定されておりICD 認定更新点数2 点が取得できます。
プログラムができましたので以下にアップいたします。 pdf版はこちらです。
プログラムに関してのご質問がございましたら事務局まで御連絡ください。
発表予定の皆様は「発表者の方々へのお願い」をお読みください。
発表者の方々へのお願い
1. 発表時間は1演題12分、質疑3分です。(時間厳守)
2. 1演題あたりスライド12枚以内でお願いします。
3. 1.5m×2m程度のスクリーンに表示される文字は15m離れても通常の視力の人が読める大きさで。
4. ご自分のPCの持ち込みも可能ですが、PCの接続切り替え時間短縮のため、会場の発表専用のPCにUSB等からファイルコピーして頂くことをお勧めします。
5. トラブルを避けるため、パワーポイントには、極力、動画等の高次機能は用いられないようにお願いします。
6. 特許等の申請に支障が生じるデータ等はご発表されないようにお願いします。(抄録も同じ)
7. COIやスポンサーシップ等については、該当される方は、最初か最後のスライドで簡潔に宣言して下さい。
第41回薬剤耐性菌研究会プログラム
平成24年10月25日(木)
(13:00~18:10)
12:55-13:00
開会の挨拶 荒川 宜親(名古屋大学)
一般演題:発表12分、討論3分
耐性機構
13:00~14:15
ペニシリン低感受性B群連鎖球菌とペニシリン感受性B群連鎖球菌の遺伝的背景の比較検討
〇山田 涼子1、木村 幸司1,2、長野 則之2,3、長野 由紀子2、鈴木 里和2、和知野 純一1,2、岡本 陽1、山田 景子1、柴山 恵吾2、荒川 宜親1
(1名古屋大学大学院医学系研究科 分子病原細菌学/耐性菌制御学、2国立感染症研究所 細菌第二部、3船橋市立医療センター)
セフチブテンディスクで阻止帯形成が認められないペニシリン感性B群レンサ球菌の分子学的解析
〇長野 則之1,2、 長野 由紀子2、 外山 雅美1,2、 木村 幸司3、 柴山 恵吾2、荒川 宜親3
(1船橋市立医療センター 微生物検査室、2国立感染症研究所 細菌第二部、3名古屋大学大学院医学系研究科)
肺炎球菌のリボソームメチル化とマクロライド・ケトライド耐性
高屋 明子、庄司 竜麻、佐藤 慶治、〇山本 友子
(千葉大学大学院薬学研究院 微生物薬品化学研究室)
産業医科大学病院におけるバンコマイシンのMIC値が低いvanB遺伝子保有Enterococcus faecium再検出に関与する因子の検討
〇鈴木 克典1、松本 哲朗1,2
(1産業医科大学病院 感染制御部、2産業医科大学 医学部 泌尿器科学)
VanN型VREの解析
〇野村 隆浩1、谷本 弘一2、荒川 宜親3、 柴山 恵吾4、 池 康嘉1、 富田 治芳1,2
(1群馬大学大学院医学系研究科 細菌学、2群馬大学大学院医学系研究科 附属薬剤耐性菌実験施設、3名古屋大学大学院医学系研究科 分子病原細菌学/耐性菌制御学、4国立感染症研究所 細菌第二部)
病原真菌Candida glabrataの細胞外ステロール取り込み活性化機構
〇田辺公一、名木 稔、山越 智、梅山 隆、大野秀明、宮崎義継
(国立感染症研究所 生物活性物質部)
〜〜〜〜コーヒーブレイク14:15~14:30〜〜〜〜〜〜
耐性菌の疫学、サーベイランス、感染制御
14:30~15:00
大学病院におけるメロペネムおよびドリペネムの使用量とメロペネムの緑膿菌に対する感受性との関連性
〇宮脇 康至 1,2、関 雅文1、薮野 佳小里2、三輪 芳弘2、浅利 誠志1、朝野 和典1
(1大阪大学医学部附属病院 感染制御部、2大阪大学医学部附属病院 薬剤部)
医療施設で分離される多剤耐性緑膿菌株の解析
〇多田 達哉、秋山 徹、島田 佳世、切替 照雄
(国立国際医療研究センター研究所 感染症制御研究部)
耐性機構
15:00~16:00
IPMに感受性(中間耐性)を示すメタロ-β-ラクタマーゼ産生 Enterobacteriacea の出現
鹿山鎮男1,2、繁本憲文1,2,3、桑原隆一1,2,4、小野寺一1,5、横崎典哉1,6、大毛宏喜1,7、〇菅井基行1,2
(1広島大学 院内感染症プロジェクト研究センター、2広島大学大学院医歯薬保健学総合研究科 細菌学、3広島大学大学院医歯薬保健学総合研究科 外科学、4広島鉄道病院検査室、5広島大学病院診療支援部感染症検査部、6広島大学病検査部、7広島大学病感染症科)
阪神地区における91淋菌臨床株のgyrA, parCのアミノ酸変異とキノロン系抗菌薬への薬剤感受性の検討
〇重村 克巳、田中 一志、白川 利朗、三宅 秀明、荒川 創一、藤澤 正人
(神戸大学大学院医学系研究科 腎泌尿器科学分野)
海外輸入事例及び国内事例に由来する多剤耐性Acinetobacter baumanniiの解析
〇丸山 悠太1、外山 雅美2,3、松井 真理3、長野 則之2,3、長野 由紀子3、柴山 恵吾3、荒川 宜親4
(1船橋市立医療センター 小児科(初期臨床研修医)、2船橋市立医療センター 微生物検査室、3国立感染症研究所 細菌第二部、4名古屋大学大学院医学系研究科)
健常人より分離されたCTX-M産生大腸菌におけるプラスミド伝達性fosfomycin耐性遺伝子fosAの広まり
〇佐藤 夏巳1、後藤 謙介1、村 竜輝2、善野 孝之2、中根 邦彦3、川村 久美子1、荒川 宜親3
(1名古屋大学大学院医学系研究科 医療技術学専攻 病態解析学分野、2名古屋大学医学部保健学科 検査技術科学専攻、3名古屋大学大学院医学系研究科 分子病原細菌学/耐性菌制御学)
検出
16:00~16:30
マイクロデバイスを用いた簡易迅速感受性測定法
〇松本 佳巳1、榊原 昇一1、飯野 亮太2、野地 博行2、西野 邦彦1、山口 明人1
(1大阪大学産業科学研究所、2東京大学大学院・工学系)
緑膿菌の鉄獲得シグナル伝達系を標的としたスクリーニング系の開発
佐藤 一樹、秋葉 敬斉、安藤 太助、磯貝 恵美子、〇米山 裕
(東北大学大学院 農学研究科)
〜〜〜〜コーヒーブレイク16:30~16:45〜〜〜〜〜〜
検出
16:45~17:15
免疫蛍光抗体法によるβ-lactamase産生菌迅速検出法の構築
〇横山 覚1、川村 久美子1、黒崎 博雅2、荒川 宜親3
(1名古屋大学大学院医学系研究科 医療技術学専攻 病態解析学分野、2熊本大学大学院生命科学研究部 構造機能物理化学分野、3名古屋大学大学院医学系研究科 分子病原細菌学/耐性菌制御学)
パイロシークエンスを用いたAcinetobacter baumannii流行株の迅速検出方法の検討
〇松井 真理1、鈴木 里和1、鈴木 仁人1、柴山 恵吾1、荒川 宜親1,2
(1国立感染症研究所 細菌第二部 2名古屋大学大学院 医学系研究科)
〜〜〜〜トイレ休憩17:15~17:20〜〜〜〜〜〜
特別講演
発表40分、質疑10分
17:20~18:10
異物排出輸送の構造的基礎
山口 明人
(大阪大学産業科学研究所 生体情報制御学研究分野 教授)
2日目 平成24年10月26日(金)
8:00~12:20
一般演題:発表12分、討論3分
構造と阻害剤
8:00~8:30
メタロ-β-ラクタマーゼ活性阻害におけるメルカプトカルボン酸の至適炭素鎖長の決定と加水分解反応速度に及ぼすアニオンの影響
〇黒崎 博雅1、山口 佳宏2、荒川 宜親3
(1熊本大学大学院 生命科学研究部、2熊本大学 環境安全センター、3名古屋大学大学院医学系研究科 分子病原細菌学/耐性菌制御学)
新型メタロ-β-ラクタマーゼSMB-1の構造機能解析
〇和知野 純一1、山口 佳宏2、森茂太郎3、黒崎 博雅4、柴山 恵吾3、荒川 宜親1
(1名古屋大学大学院医学系研究科 分子病原細菌学/耐性菌制御学、2熊本大学環境安全センター、3国立感染症研究所 細菌第二部、4熊本大学大学院 生命科学研究部)
メタロβ-ラクタマーゼ(MBL)産生緑膿菌による人工呼吸器関連肺炎(VAP)モデルにおけるMBL阻害薬ME1071の有効性
〇山田 康一1,2、栁原 克紀1,2、賀来 敬仁1、原田 陽介1,2、右山 洋平1,2、長岡 健太郎1,2、森永 芳智2、泉川 公一2、掛屋 弘2、山本 善裕2、河野 茂2
(1長崎大学病院 検査部、2長崎大学病院 第二内科)
耐性機構
8:30~9:45
緑膿菌のカルバペネム耐性に関与する新規遺伝子の解析
〇谷本 弘一1、富田 治芳1,2
(1群馬大学大学院医学系研究科 附属薬剤耐性菌実験施設、2群馬大学大学院医学系研究科 細菌学)
緑膿菌多剤耐性株におけるmexS-mexT遺伝子による耐性制御
〇間世田 英明1、上手 麻希1、中江 太治2、市瀬 裕樹1、白井 昭博1、大政 健史1
(1徳島大学大学院 ソシオテクノサイエンス研究部、2北里大学研究所 抗感染症薬研究センター)
犬由来大腸菌におけるフルオロキノロン耐性およびセファロスポリン耐性の関連
〇佐藤 豊孝1、横田 伸一2、大久保 寅彦1、臼井 優1、藤井 暢弘2、田村 豊1
(1酪農学園大学・獣医・食品、2札幌医科大学・医・微生物)
薬剤耐性大腸菌の畜舎内伝播におけるハエの役割
〇臼井 優、岩佐 友寛、佐藤 豊孝、大久保 寅彦、田村 豊
(酪農学園大学 獣医学群獣医学類 食品衛生学ユニット)
ヒトの病原菌由来Rプラスミドと高い相同性を有する魚類病原菌Aeromonas hydrophilaの多剤耐性Rプラスミド
〇青木 宙1,2、Chris S. del Castillo2、引間 順一2、Ho-Bin Jang2、竹山 春子3、Tae-Sung Jung2
(1早稲田大学 先端科学・健康医療融合研究機構、2Aquatic Biotechnology Center of WCU Project, Gyeongsang National
University、3早稲田大学理工学術院 先端生命医科学センター)
〜〜〜〜コーヒーブレイク9:45~10:00〜〜〜〜〜〜
薬剤感受性、サーベイランス
10:00~11:30
小児3次医療機関の入院患者における便中ESBL産生菌の保有率
〇南 希成1,2、川上 由行5、庄司 康寛1,2、笠井 正志1,2、小木曽 嘉文2、中村 友彦2、齋藤 義信3、葛本 佳以3、久保田 紀子3、湯本 佳代子3、石井 絹子2,4
(長野県立こども病院 1総合小児科、2感染制御室、3臨床検査科、4看護部、5信州大学大学院 医学系研究科 保健学専攻 医療生命科学分野)
当院における抗菌薬適正使用推進の取り組みと薬剤耐性菌検出状況
〇渡邉 珠代1、丹羽 隆1,2、太田 浩敏1,3、鈴木 智之1、土屋 麻由美1、伊藤 善規2、清島 満3、村上 啓雄1、藤本 修平4
(1岐阜大学医学部附属病院 生体支援センター、2岐阜大学医学部附属病院 薬剤部、3岐阜大学医学部附属病院 検査部、4東海大学医学部基礎医学系 生体防御学)
JANISデータよりみたCLSIブレークポイント変更に伴うP.aeruginosaおよびE. coliにおける薬剤感受性率への影響
〇堀 光広(岡崎市民病院)、長沢 光章(東北大学病院 診療技術部)、郡 美夫(東京医学技術専門学校)、犬塚 和久(愛知県厚生連医療事業部)、佐藤 智明(山形大学医学部附属病院)、静野 健一(千葉市立海浜病院)、柳沢 英二((株)ミロクメディカルラボラトリー)、荒川 宜親(名古屋大学大学院医学系研究科 分子病原細菌学/耐性菌制御学)
集計方法別の薬剤感受性率の比較
〇佐藤 智明(山形大学医学部附属病院)、長沢 光章(東北大学病院 診療技術部)、郡 美夫(東京医学技術専門学校)、犬塚 和久(愛知県厚生連医療事業部)、堀 光広(岡崎市民病院)、静野 健一(千葉市立海浜病院)、柳沢 英二((株)ミロクメディカルラボラトリー)、荒川 宜親(名古屋大学大学院医学系研究科 分子病原細菌学/耐性菌制御学)
日本の同一地域に位置する病院から分離されたメチシリン耐性黄色 ブドウ球菌の流行調査
○伊藤 歩1、中南 秀将1、池田 雅司1、内海 健太2、丸山 弘3、坂本 春生4、高里 良男5、西成田 進6、野口 雅久1
(1東京薬科大学・薬学部・病原微生物学教室、2東京医科大学・八王子医療センター・呼吸器内科、3日本医科大学・外科、4東海大学医学部付属病院・口腔外科、5国立病院機構災害医療センター・脳神経外科、6公立阿伎留医療センター・感染症科)
MRSA POT解析からみたMRSAの抗菌剤に対する感受性の検討
○平山 幸雄1、村川 智美1、吉多 仁子2、所 知都子2、北橋 由紀子2、田澤 友美2、松本 智成1
(1大阪府立呼吸器・アレルギー医療センター臨床研究部、2大阪府立呼吸器・アレルギー医療センター検査科)
黄色ブドウ球菌の抗MRSA薬の感受性調査
〇山田景子1、白井義憲1、金万春1、岡本陽2、和知野純一1、木村幸司1、荒川宜親1
(1名大院・医・分子病原細菌学、2愛教大・教育・養護教育)
検査、疫学方法
11:30~12:15
新しい抗酸菌集菌用試薬TB-beads法の検討
〇吉多 仁子1、所 知都子1、北橋 由紀子1、田澤 友美1、小野原 健一1、森下 裕1、平山 幸雄2、松本 智成2
(1大阪府立呼吸器・アレルギー医療センター 臨床検査科、2大阪府立呼吸器・アレルギー医療センター 臨床研究部)
緑膿菌のデジタル分子疫学法の開発
〇鈴木 匡弘1、山田 和弘1、細羽 恵理子2、長尾 美紀3、馬場 尚志4、飯沼 由嗣4
(1愛知県衛生研究所 細菌研究室、2国立病院機構 名古屋医療センター、3京都大学大学院医学研究科 臨床病態検査学、4金沢医科大学 臨床感染症学)
Σ-alert matrix(菌の異常集積警告スコア累積カラーマトリクス)
〇藤本 修平1、村上 啓雄2、荒川 宜親3、柴山 恵吾4
(1東海大学医学部 基礎医学系生体防御学、2岐阜大学大学院医学系研究科 地域医療医学センター、3名古屋大学大学院医学系研究科 分子病原細菌学/耐性菌制御学、4国立感染症研究所 細菌第二部)
12:15-12:20
閉会の挨拶