薬剤耐性菌情報・国内
耐性菌に関する様々な情報を提供するためのページとして耐性菌情報のページを作りました 不定期ですが国内の耐性菌に関する情報を掲載してゆきたいと思います。(海外耐性菌情報はこちらです。)
「CREに関する最新のFact Sheet」と「IMP-6とその産生株の特徴と対応のための留意点」に関するファイルをアップいたしましたのでご利用ください。
(2019年11月29日)
- 内閣官房の「第4回 薬剤耐性(AMR)対策推進国民啓発会議」(議長=毛利衛・日本科学未来館長)は、11月27日、2016年からの5年計画となっているAMR対策アクションプランについて、2021年以降も新たなプランを策定することになった。
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/kokusai_kansen/amr_taisaku/dai4/index.html
https://mf.jiho.jp/article/201725
(2017年12月22日)
- 厚生労働省は「日本創薬力強化プラン」の策定を決定しました。AMED対象経費で「CiCLE(医療研究開発革新基盤創生事業)」について約300億円積み増し、総額860億円となる予定です。
https://www.mixonline.jp/Article/tabid/55/artid/59310/Default.aspx
(2017年11月2日)
- 2017年8月から9月にかけて千葉大学病院で多剤耐性緑膿菌が4人の患者から検出され、うち3人が死亡し院内感染が疑われています。
http://www.asahi.com/articles/ASKBW5SKBKBWUDCB01C.html
(2017年9月29日)
- 国内の犬からコリスチンとチゲサイクリンに共耐性を獲得し、SHV-12、DHA-1、FosA3の遺伝子も保有するKlebsiella pneumoniae ST37が分離されました。
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28943368
(2017年9月15日)
- 長野県内で購入された市販国産鶏肉から分離されたMCR-1産生E. coliについて報告がありました。
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28674313
(2017年7月21日)
- 2018年1月から、百日咳は「全数届け出疾患」に指定される予定です。
https://doctor.mynavi.jp/column/news/news111.html
(2017年6月27日)
- 内閣府が「経済財政運営と改革の基本方針2017~人材への投資を通じた生産性向上~」(骨太方針)に「薬剤耐性対策」を盛り込みました。
http://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/cabinet/2017/decision0609.html
(2017年6月15日)
- 国内のペットからIMP-1型MBLを産生するAcinetobacter radioresistensが分離されました。
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28408304 - 大腸菌国際流行クローンST131のクレードの識別に有用な試験法が考案されました。
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28584160
(2017年6月9日)
- 厚生労働省が「抗微生物薬適正使用の手引き 第一版」を公表しました。
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000166612.pdf
(2017年4月21日)
- 抗菌薬の適正使用を目指し、静岡県内の医師らによる「考える会」が発足しました。(静岡新聞)
http://www.at-s.com/news/article/health/shizuoka/349360.html - 薬剤耐性菌に関するコラムが掲載されました。(朝日新聞)
http://www.asahi.com/articles/ASK473Q40K47UBQU009.html
http://www.asahi.com/articles/ASK4F7TPLK4FUBQU019.html - 国内で分離されたCTX-M-8遺伝子を担うIncI1 plasmidはヒト由来と食肉由来の間で構造的に高い共通性が見られることが報告されました。
http://aac.asm.org/content/early/2017/04/04/AAC.00663-17 - 国内のペットから分離された大腸菌の中に、ヒトで広がっている国際流行クローンB2-O25-ST131が数多く確認されました。
http://online.liebertpub.com/doi/10.1089/mdr.2016.0246 - 日本感染症学会・日本化学療法学会でAMR対策やアウトブレイク防止のために病原体遺伝子検査の保険適用拡大が要望されました。(日経メディカル)
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/hotnews/int/201704/550963.html
(2017年4月7日)
- 薬剤耐性菌に関する啓発イベントが開催されています。
https://news.nifty.com/article/item/neta/12108-1899/ - 琉球大学医学部の学生が、乳幼児の保護者にむけて抗生物質(抗菌薬)を正しく使うよう呼び掛ける活動を始めました。
http://ryukyushimpo.jp/news/entry-469082.html
(2017年2月27日)
- アシネトバクター国際流行クローンは非流行クローンに比べ消毒薬に対しても抵抗性が高いことが報告されました。
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28159381
(2017年1月27日)
- 薬剤耐性菌に関するコラムが始まりました。(朝日新聞)
http://www.asahi.com/articles/ASK1G02Q5K1FUBQU012.html
http://www.asahi.com/articles/ASK1N7QL7K1NUBQU00Z.html?iref=com_api_hea_techoutop
(2016年12月9日)
- 就実大(岡山県)と津山中央病院の共同研究から、MRSAの流行株が変化してきていることが報告されました。(朝日新聞)
http://www.asahi.com/articles/ASJCL62NJJCLPPZB00Z.html - 厚生労働省は耐性菌対策ために、抗菌薬の適正使用・使用抑制をもとめる医師向けのマニュアルを作成することを決めました。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG05HB7_V01C16A2000000/
http://www.cabrain.net/news/article/newsId/50131.html?src=topnewslink
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161205/k10010795881000.html
(2016年12月1日)
- 久留米大病院で、院内感染の疑いがあるCRE感染で1人が死亡しました。(朝日新聞)
http://www.asahi.com/articles/ASJCS41T8JCSUBQU00M.html - 医療現場への影響が深刻なため、政府は薬剤耐性菌に関する啓発に本腰を入れることを決めました。(産経ニュース)
http://www.sankei.com/life/news/161129/lif1611290013-n1.html
http://www.47news.jp/feature/medical/2016/11/post-1604.html
(2016年11月24日)
- Acinetobacter POT法は、アウトブレイク時において信頼性の高い疫学的解析結果を提供することが報告されました。
http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0196655316304205 - 国内の総合病院においてGES-4等を産生する肺炎桿菌のアウトブレイクが発生しました。
http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1341321X16301842 - 国内の基幹的医療機関におけるCREへの対策が紹介されました。(NHKニュース:動画)
http://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20161117/4344551.html
(2016年11月4日)
- 政府は今年から、11月を薬剤耐性菌問題に対する「対策推進月間」と定めて対策強化に乗り出すことにしました。
http://www.asahi.com/articles/ASJBW4W9HJBWULBJ00K.html
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ns/tss/ARM_taisaku_kachiku_161020.pdf
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kokusai_kansen/amr_taisaku/dai1/siryou3.pdfl
(2016年10月28日)
- 2010-2013年の間に国内で成人侵襲性感染症の起因菌として分離されたGBS(443株)のうち9株(2%)がPRGBSと判定されました。
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27558182
(2016年9月30日)
- 厚労省が薬剤耐性菌研究のために新たな組織を2つ新設する方針を決めました。
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20160923-OYTET50017/
(2016年9月23日)
- 薬剤耐性菌対策の緊急性についての報道がありました。(読売新聞)
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20160920-OYTET50059/
(2016年9月16日)
- 感染症法に基づくCRE感染症の届出状況(2015年1~12月)が国立感染症研究所から発表されました。(CRE感染原因は保菌が39%、医療器具関連が21%)
http://www.nih.go.jp/niid/ja/diseases/ka/cre/2387-idsc/iasr-news/6726-439p02.html
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/special/pandemic/topics/201609/548209.html
(2016年9月8日)
- 国内でヒトから分離された第三世代セファロスポリン耐性Salmonellaについて報告されました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27580578
(2016年8月19日)
- 国内の犬や猫の臨床検体から分離された89株の肺炎桿菌から、様々なESBLやAmpC遺伝子が高頻度に検出された。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27446056 - 国内で2009年と2012年に分離された58株のChlamydia trachomatisには、フルオロキノロン、テトラサイクリン、マクロライド耐性株は確認されませんでした。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27452428 - ペニシリン低感受性GBSはセフォキシチンを4μg/ml含有する市販のMRSA選択培地にも生育することが示されました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27198740
(2016年8月4日)
- Acinetobacter POT法は、日常検査においてA. baumannii International clone 2などの鑑別に有用であるとの報告がありました。
http://jmm.microbiologyresearch.org/content/journal/jmm/10.1099/jmm.0.000314#tab2
http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0196655316304205
(2016年7月29日)
- 耐性菌への注意喚起と、抗生剤の適正使用を促す記事が一般紙に出ていました。
http://www.asahi.com/articles/ASJ7P3QBPJ7PUBQU00N.html
(2016年7月22日)
- 愛知県瀬戸市の公立陶生病院でCREの院内感染がありました。
http://mainichi.jp/articles/20160720/k00/00m/040/122000c - 国内でも高度多剤耐性淋菌が広がっており、淋菌性咽頭炎の見逃しによる拡散が示唆されています。
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/report/201607/547600.html
(2016年6月28日)
- MRSAによる影響で、年間の医療費が約1900億円、患者の死亡が1万4千人増えているとの推計結果を厚生労働省研究班(代表研究者=今中雄一・京都大教授)がまとめました。
http://www.asahi.com/articles/ASJ6K42NGJ6KULBJ003.html
(2016年5月31日)
- 染色体上の異なる2カ所にIMP-34の遺伝子を媒介するインテグロン(IntI1型)が挿入された緑膿菌ST235が分離されました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27055243 - IMP-34の遺伝子を媒介するIncL/Mプラスミドの塩基配列が報告されました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26902770 - 新規のモザイク型PenAを獲得した新しいセフトリアキソン耐性MDR淋菌が2015年1月に大阪で分離されました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27067334 - MRSA(SCCmec type II 、ST5)が、馬と獣医の双方から分離され、両者間での伝播が示唆されました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27114407 - 市販のMRSA選択培地に生育したB群連鎖球菌は、ペニシリン低感受性GBS(PRGBS)の可能性もあります。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27198740
(2016年5月10日)
- クロキサシリンを用いたMHTで、カルバペネマーゼ産生腸内細菌科細菌のスクリーニング効率が改善すると報告されました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25934552 - 2010-2011年に国内の健常者を対象にした複数回の便検査で、15%程度からESBL産生大腸菌が検出されました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26746714 - イムノクロマト法によるArmA産生株の検出法が構築されました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26381663 - 腸内細菌科細菌においてIMP-6とCTX-M-2の遺伝子を担うIncN型plasmidの解析結果が報告されました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25487806
(2015年8月6日)
- アシネトバクター・バウマニの国際流行クローン識別用キットが関東化学から発売されました。
http://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20150804/3872571.html
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150805/k10010178621000.html
(2015年7月8日)
- 感染症法で定める多剤耐性結核菌の定義が変更され、2015年5月21日から施行されました。
- コリスチン耐性を獲得したNDM-1産生CPEを含む複数菌感染症の治療法について報告されました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26033729 - 国産冷凍養殖アユから未承認抗菌薬エンロフロキサシンが検出されました。
http://www.asahi.com/articles/ASH6Q6J6VH6QOIPE03H.html
(2015年6月10日)
- 日本学術会議はGサイエンス学術会議のAMR対策に関する声明を安倍首相に提出しました。
http://www.scj.go.jp/ja/int/g8/
http://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-23-gs2015-1j.pdf - 九州の公的基幹病院でCREのアウトブレイクが発生したと発表されました。
http://apital.asahi.com/article/news/2015052600017.html
http://www.karatsu.jrc.or.jp/src/innnai.pdf - IMP-6やOXA-181などのカルバペネマーゼを産生する臨床分離株について報告されました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25487806
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25712351
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25512424 - Serratia marcescensが保有するAAC(6')-Ianの遺伝子を担うプラスミドの構造が報告されました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25576529 - Acinetobacter属菌が産生するIMP-2のX線結晶構造解析結果が報告されました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25744464 - 国内で分離されたキノロン&セファロスポリン非感受性肺炎桿菌の分子疫学解析の結果が報告されました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25419619
(2015年5月20日)
- 厚労省は、ERCP用等の内視鏡の耐性菌汚染について注意喚起文書を発出しました。
http://www.pmda.go.jp/files/000203754.pdf - IMP-6の遺伝子を保持するIncN型プラスミドの全塩基配列が報告されました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25487806 - カルバペネマーゼ産生菌の簡便な識別に貢献が期待される検査法が紹介されました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25451461
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25934552
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25529001
(2014年11月28日)
- 国内で分離されたStaphyloccuc capitisのリネゾリド耐性機構について報告されました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25381168 - 国内で分離された第三世代セファロスポリンおよびフルオロキノロン耐性のKlebsiella pneumoniaeの遺伝的特長が報告されました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25419619 - 淋菌における薬剤耐性の疫学と歴史的な経緯について報告されました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25410409 - エビから分離された大腸菌における薬剤耐性遺伝子の保有状況が報告されました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25198603 - 犬から分離されたProteus mirabilisにおける薬剤耐性遺伝子の保有状況が報告されました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25187600 - バンコマイシン中間耐性でダプトマイシン非感性を示すStaphylococcus aureus ST72について報告されました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25149872 - 大学附属病院におけるバンコマイシン感性の薬剤耐性Enterococcus faecalisの長期の院内伝播が報告されました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25145983
(2014年9月30日)
- 2014年1月に大阪府高槻市の病院でアウトブレイクを引き起こして問題となったMDRP株は、カルバペネマーゼとしてGES-5を産生していました。
http://www.nih.go.jp/niid/ja/drb-m/drb-iasrd/4981-kj4154.html
(2014年9月26日)
- 感染研/厚労省からCRE感染症患者の報告などに関するQ&Aが公開されました。
http://www.niid.go.jp/niid/ja/id/495-source/drug-resistance/5011-carbapenem-qa2.html
(2014年9月24日)
- 薬剤耐性アシネトバクター感染症が、5類定点報告疾患から5類全数報告疾患に変更になりました。
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou11/01-05-140912-4.html - カルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症が、新たに5類全数報告疾患に追加されました。
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou11/01-05-140912-1.html
(2014年9月5日)
- 東南アジアからの帰国患者が発端となった多剤耐性アシネトバクターのアウトブレイクが発生しました。
http://mainichi.jp/area/mie/news/m20140904ddlk24040127000c.html
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/140903/wlf14090317290011-n1.htm
http://www.hosp.mie-u.ac.jp/2014/09/03/20140903/
(2014年9月2日)
- 欧州より名古屋市内に帰国した1名の患者からVRE、多剤耐性アシネトバクター、KPC産生肺炎桿菌(CRE)が同時に検出されました。
http://www.nih.go.jp/niid/ja/drb-m/drb-iasrd/4874-kj4141.html
(2014年8月18日)
- 国内で1990-2000年に分離されたIMP-1産生セラチアのゲノム構造の解明と海外の株との比較について報告されました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25070509 - 国内の市販のモツ製品から分離されたカンピロバクターのエンロフロキサシンへの耐性率(55.6%)は市販鶏肉からの分離株より高いと報告されました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25056082
(2014年7月24日)
- 国内で分離されるイヌやネコの腸球菌において、2006-2007年と比べ20011-2012年にはエンロフロキサシン耐性率が著しく増加しました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24976587 - 多剤耐性グラム陰性菌の院内拡散の防止には積極的な早期検出と個室管理が有効であることが確認されました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24969125
(2014年6月26日)
- 血液から分離されたAcinetobacter soliより新しいホスホマイシン修飾不活化酵素FosKが発見されました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24841262 - MLST解析を実施しなくてもAcinetobacter baumanniiの国際流行クローンIやIIを簡便に識別する解析法が公開されました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24899031 - ペニシリン感性と判定されるGBSの中にセフチブテン等一部のセファロスポリンに耐性を示す株が存在することが報告されました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24920773 - ホスホマイシンを修飾不活化する新しい酵素FosA4が大腸菌より検出され、この種の修飾酵素産生株を簡便に識別する試験方法が開発されました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24951800
(2014年6月9日)
- IMP-1型MBL産生Enterobacter cloacaeによる敗血症では、死亡率が40%と高くなると報告されました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24709261 - 国内のA. baumannii国際流行クローン(Pasteur ST2)では、MBLを産生する株は稀である事が確認されました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24600014 - TMB-1型MBLを産生するA. baumanniiとA. calcoaceticusが海外渡航歴の無い患者から分離されました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24449775
(2014年5月2日)
- 多剤耐性淋菌国際流行株ST1407による感染症でアジスロマイシン2g投与の治療失敗例が報告されました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24777907 - IMP型MBLを産生するEnterobacter cloacaeによる感染症のリスク因子について解析が行われました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24709261
(2014年4月18日)
- 大阪の病院におけるESBL産生菌、MBL産生菌の分離状況に関する報告が出されました。
(吉川 耕平 他、糞便中におけるESBLとMBL産生腸内細菌科菌の検出状況、日本臨床微生物学雑誌 24(1): p9〜, 2014)
http://www.jscm.org/journal/
http://www.jscm.org/journal/full/02401/024010009.pdf (日本臨床微生物学会会員のみ) - NDM-3を産生する多剤耐性大腸菌に関する報告が出されました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24687501 - OXA-48を産生するKlebsiella pneumoniae ST101に関する報告が出されました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24647256 - インドからの帰国者より、CTX-M-15の遺伝子を保持するSalmonella enterica serotype Paratyphi A が分離されました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24256887
(2014年2月17日)
- TMB-1型メタロ-β-ラクタマーゼを産生するAcinetobacter baumanniとAcinetobacter calcoaceticusが血液培養で分離されました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24449775
(2014年1月29日)
- IMP-1を産生するAcinetobacter soliが東北地方の大学附属病院で血液培養から高頻度で分離されました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24403303
(2014年1月17日)
- 北海道の動物クリニックで職員と犬から分離されたMRSAが解析されました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24397564 - 犬とネコから分離された腸球菌における薬剤耐性獲得状況が報告されました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23358495
(2014年1月10日)
- 国内で2003〜2011年に血液培養で分離された123株のAcinetobacter属菌の薬剤感受性などが報告されました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24268024 - 大阪の病院で多剤耐性緑膿菌のアウトブレイクが発生しました。
http://mainichi.jp/select/news/20140107k0000m040103000c.html
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/140106/waf14010622420029-n1.htm
(2013年12月25日)
- 国内で分離されたPseudomonas alcaligenesより、SMB-1やAIM-1と同じサブクラスB3に属する染色体性のPAM-1と命名された新型のメタロ-β-ラクタマーゼが検出されました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24356301 - 結核菌のmabA遺伝子におけるサイレントな1塩基置換(g609a)により、inhAの発現が上昇しイソニアジド耐性を獲得することが報告されました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24354762 - マクロライド耐性マイコプラズマの感染の際に、血清中の IFN-γ、 IL-6、および IP-10 の値がマクロライド感性マイコプラズマの感染時より、有意に高くなることが示唆されました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24330612
(2013年10月25日)
- 海外および国内の農場で生産されたチーズからテトラサイクリン系やマクロライド系などに耐性を獲得した乳酸産生菌が検出されました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23930694
(2013年10月7日)
- ETB産生に関与するプラスミドを獲得したMRSAが出現しました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24080652 - 2010-2012年に分離された283株のGASのうち、50%以上がマクロライド耐性、15%以上がフルオロキノロンに低感受性または耐性を獲得していたと報告されました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23988719
(2013年9月25日)
- アルベカシン耐性を付与する新しいアミノ配糖体アセチル化酵素(AAC(6')-Iag)が緑膿菌から発見されました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23950962
(2013年9月3日)
- 総務省から院内感染対策関連諸事業を含む日本の医療安全対策に関する行政評価・監視<結果に基づく勧告>が出されました。
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/77608.html - 国内ではじめて、健常者からFosA3とESBLを同時に産生するEscherichia coliが検出されました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23909549 - 多摩川などの都市河川からESBL産生菌など薬剤耐性菌が分離されたと発表されました。
http://news.mynavi.jp/news/2013/08/28/047/
(2013年8月30日)
- TMB-2を産生するAcinetobacter soliが国内で外傷患者より分離されました。
http://www.nih.go.jp/niid/ja/drug-resistance-bacteria-m/drug-resistance-bacteria-iasrd/3801-kj4024.html
(2013年8月29日)
- NDM-1とOXA-181の二種類のカルバペネマーゼを同時に産生する肺炎桿菌が国内で初めて分離されました。
http://www.nih.go.jp/niid/ja/drug-resistance-bacteria-m/drug-resistance-bacteria-iasrd/3798-kj4022.html
(2013年8月7日)
- 国内でアウトブレイクを引き起した3株のAcinetobacter baumannii ICII (Pasteur ST2)のゲノムが解読されました。
http://genomea.asm.org/content/1/4/e00476-13.long
(2013年7月26日)
- 千葉県の医療機関でVREのアウトブレイクが発生
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130719/chb13071919500003-n1.htm
http://www.chibanippo.co.jp/c/news/national/147574 - 薬が効かぬ多剤耐性菌…世界初『構造』決定に成功(阪大)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130707-00000547-san-sctch - 2004-2007年に国内の鶏から分離された鶏病原性大腸菌(APEC)からAAC(6')-Ib-crが検出されました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23856759
(2013年7月18日)
- Acinetobacter baumanniiの blaOXA-51-like 遺伝子の106-108番目の塩基配列がGTAである場合、その株が病院内で広がり易いinternational clone II (Pasteur
ST2, Bartual CC92)であると判定できることが報告されました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23719027 - カルバペネムの分解活性が高い、新しいMBLs (IMP-43とIMP-44)が緑膿菌から発見されました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23836174
(2013年7月2日)
- 肺炎球菌ではメチル化酵素(RlmAII)により23S rRNAのG748がメチル化されることでテリスロマイシンに対する感受性が上昇することが明らにされました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23716046
(2013年6月21日)
- rapid automated MIC測定機器ではIMP-6を産生する肺炎桿菌を検出できないケースがあり注意が必要です。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23720796
(2013年6月11日)
- 国内で初めて確認されたOXA-48を産生する肺炎桿菌と大腸菌の特徴について、感染症学会と化学療法学会の合同学会で詳しく報告されました。
http://www.asahi.com/tech_science/update/0604/OSK201306040007.html - 大学病院で分離されたESBL産生大腸菌71株を詳しく解析した結果、2株でqepA遺伝子が検出されました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23691204
(2013年4月26日)
- IMP-1の亜型であるプラスミド媒介性のIMP-34を産生する肺炎桿菌が報告されました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23541689 - ピレスロイド系殺虫剤抵抗性のトコジラミが増加しています。
http://www.yomiuri.co.jp/homeguide/news/20130423-OYT8T00267.htm?cx_text=11&from=yoltop
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23492626 - 2012/13シーズンのA型インフルエンザ A(H1N1)pdm09で、タミフル・ラピアクタ耐性株が5.0% 認められました。
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/special/flu/topics/201304/529824.html - イムノクロマト法によりMBL産生株を検出する方法が報告されました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23536409
(2013年4月16日)
- 抗菌薬による治療を受けたことのある犬や猫から分離された腸球菌属では、エンロフロキサシン耐性率が75%と著しく高いという結果が得られました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23358495
(2013年4月2日)
- MATE familyに属する薬剤排出ポンプの分子構造が報告されました。
http://www.nature.com/nature/journal/vaop/ncurrent/full/nature12014.html
(2013年3月26日)
- 厚労省は、自治体、日本医師会に対しCREへの注意喚起のための事務連絡を発出しました。
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/multidrug-resistant-bacteria.html - 2007-2008年に神戸市内の医療機関で妊婦より分離された139株のGBSの中には幸いにもPRGBSは検出されませんでした。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23514916 - 宮崎県内の2河川より分離された516株の緑膿菌は全てテトラサイクリン耐性で5株はイミペネム耐性を示しました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23474260
(2013年2月28日)
- 国内で分離されたA. baumanniiより新型のMBLであるTMB-2が検出されました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23390208
(2013年2月20日)
- 国内の牛や豚から分離されたCampylobacter coliの15%が、エリスロマイシンとエンロフロキサシンの二系統耐性を獲得していました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23220905 - ペニシリン低感受性を獲得したGBSは、同時にマクロライド系とフルオロキノロン系にも多剤耐性を示しました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23111853
(2013年1月7日)
- NDM-1よりカルバペネム分解活性の高いSMB-1の分子構造が解明されました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23070156 - 緑膿菌からアルベカシンにも耐性を付与する新型のアミノグリコシドアセチル化酵素AAC(6')-Iajが発見されました。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23070167
(2012年12月25日)
- 海外帰国患者より、OXA-48カルバペネマーゼ産生菌が検出されました。
http://www.nih.go.jp/niid/ja/drug-resistance-bacteria-m/drug-resistance-bacteria-iasrd/2984-kj3941.html
(2012年12月7日)
- 名古屋大附属病院、NICU、GCUでの新規の患者受け入れ再開に向けて3つの目標
院内感染防止へ3つの目標 名大病院に提示/名古屋(中日新聞)
http://iryou.chunichi.co.jp/article/detail/20121205152503149 - MRSA感染、新生児死亡 名大病院/名古屋(読売新聞)
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=69129&from=os4
(2012年11月27日)
- KPC型カルバペネマーゼを産生する肺炎桿菌が、中国で手術を受け帰国した患者から検出 されました。(中日新聞)
http://iryou.chunichi.co.jp/article/detail/20121123075030646
(2012年11月22日)
- 国内の犬や猫等の愛玩動物からもCTX-M-型ESBL産生大腸菌を検出。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22486529