第42回薬剤耐性菌研究会 プログラム (9月30日版 )
第42回 薬剤耐性菌研究会は「平成25年度 群馬大学 文部科学省特別プロジェクト事業「多剤薬剤耐性菌制御のための薬剤耐性菌研究者育成と細菌学的専門教育」」より一部支援を受け、同プロジェクトの一事業として共催されることになりました。
本研究会はICD 協議会の教育講演会として認定されておりICD 認定更新点数2点が取得できます。参加受講証明書の必要な方は受付時にお申し出ください。
プログラムができましたので以下にアップいたします。 (pdf版はこちらです。)
プログラムに関してのご質問がございましたら事務局まで御連絡ください。
発表予定の皆様は「発表者の方々へのお願い」をお読みください。
発表者の方々へのお願い
1. 一般演題の口演時間は10分程度とし、質疑応答を含めて15分です。
2. 1演題あたりスライド12枚以内でお願いします。
3. 発表はマイクロソフトパワーポイントでお願いします。
4. 液晶プロジェクターの入力端子はDsub-15ピンのみです。必要な場合はアダプターをご持参下さい。
5. USBメモリ等で発表データをお持ちの方は、発表用PC(windows7, PowerPoint2010)を使用して頂くこともできます。Macintoshをご利用の方はご自身のPC本体をご持参下さい。
6. 発表に際し、COIやスポンサーシップ等につきましては、先生方ご自身で対応願います。
第42回薬剤耐性菌研究会プログラム
平成25年10月17日(木)
(12:25~18:00)
12:25~12:30
開会の挨拶 荒川
宜親(名古屋大学)
一般演題:発表10分、討論5分
12:30~13:45
β-lactam剤耐性(1)
座長:谷本
弘一(群馬大学)
食肉から分離されたESBL産生腸内細菌科菌について
○菅 貴則1、谷本弘一2、富田治芳1,2
(1群馬大学大学院医学系研究科細菌学、2同研究科附属薬剤耐性菌実験施設)
健常人から分離されたESBL産生大腸菌におけるB2-ST131-O25bおよびB2-ST131-O16のクローナルな拡がりの探知
○中根邦彦1,3、
川村久美子2、後藤謙介2、
佐藤夏巳2、 荒川宜親3
(1岡崎市保健所、2名古屋大学大学院医学系研究科 医療技術学専攻、3名古屋大学大学院医学系研究科
分子病原細菌学/耐性菌制御学)
本邦の大学病院で院内感染を引き起こしたDHA-1型β-ラクタマーゼ産生Klebsiella pneumoniaeの分子疫学的解析
◯佐藤夏巳1、川村久美子1、井口光孝2、八木哲也2、荒川宜親3
(1名古屋大学大学院医学系研究科 医療技術学専攻、2名古屋大学大学院医学系研究科 臨床感染統御学、3名古屋大学大学院医学系研究科
分子病原細菌学/耐性菌制御学)
座長:川村
久美子(名古屋大学)
ネパールの医療施設で分離された院内感染起因菌としての多剤耐性グラム陰性菌の解析
多田達哉1、秋山徹1、島田佳世1、小原博2、Pokhrel M. Bharat3、切替照雄1
(1国立国際医療研究センター 研究所感染症制御研究部、2国立国際医療研究センター 国際医療協力部、3トリブバン大学医学部 微生物)
ESBL産生Klebsiella
pneumoniae肺炎マウスモデルにおける接種菌量と治療効果の検討
○原田陽介1,2、森永芳智1、賀来敬仁1,2、宇野直輝1、長谷川寛雄1、中村茂樹2、今村圭文2、泉川公一2、栁原克紀1、河野 茂2
(1長崎大学病院 検査部、2長崎大学病院 第二内科)
13:45~14:15
耐性機構(グラム陽性菌)1
座長:柴山
恵吾(国立感染症研究所)
黄色ブドウ球菌のメチシリン耐性が抗菌剤に及ぼす影響についての検討
―MRSAとMSSAにおける抗菌剤抵抗性の比較検討―
○平山幸雄1、坂根佳津1、吉多仁子2、所 知都子2、北橋由紀子2、田澤友美2、小野原健一2、鈴木匡弘3、橋本章司1
(1大阪府立呼吸器・アレルギー医療センター 臨床研究部、2大阪府立呼吸器・アレルギー医療センター 検査科、3愛知県衛生研究所)
MRSA感染症の抗MRSA薬低感受性へのリスク因子の検討
○重村 克巳1,2、田中一志1、阿部泰尚2、白川利朗1、三宅秀明1、荒川創一1,2、藤澤正人1
(1神戸大学大学院医学研究科 腎泌尿器科学分野、2神戸大学病院
感染制御部)
〜〜〜〜 休憩14:15~14:25
〜〜〜〜〜〜
14:25~15:55
検査・検出
座長:鈴木 匡弘(愛知県衛生研究所)
マイクロデバイスと顕微鏡を用いた簡易迅速感受性測定法
○松本佳巳1、榊原昇一1、飯野亮太2、野地博行2、西野邦彦1、山口明人1
(1大阪大学産業科学研究所、2東京大学大学院 工学系)
ラインプローブ法による抗酸菌同定および結核菌薬剤感受性判定の臨床評価
○松本智成1、尾形英雄2、豊田恵美子3、鈴木克洋4、斎藤武文5、藤田明6、末竹寿紀7、近松絹代8、水野和重8、御手洗聡8
(1地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪府立呼吸器
アレルギー医療センター 現)一般財団法人大阪府結核予防会大阪病院、2公益財団法人結核予防会複十字病院、3国立病院機構東京病院、4国立病院機構近畿中央胸部疾患センター、5国立病院機構茨城東病院、6公益財団法人東京都保健医療公社多摩北部医療センター、7ニプロ株式会社、8公益財団法人結核予防会結核研究所)
座長:西野 邦彦(大阪大学 産業科学研究所)
ブロスミックMTB-1による抗結核薬リファンピシンの薬剤感受性試験の耐性遺伝子(rpoβ) および小川比率法による再検討
○吉多仁子、小野原健一、田澤友美、松下 茜、所 知都子、北橋由紀子、森下 裕
(大阪府立呼吸器・アレルギー医療センター 臨床検査科)
平山 幸雄、橋本 章司(大阪府立呼吸器・アレルギー医療センター 臨床研究部)
PURE法を用いた抗酸菌遺伝子検査TRC法の検討
○小野原 健一、吉多 仁子、田澤 友美、松下 茜、所 千都子、北橋 由紀子、森下 裕
(大阪府立呼吸器・アレルギー医療センター 臨床検査科)
平山 幸雄、橋本 章司(大阪府立呼吸器・アレルギー医療センター 臨床研究部)
座長:松井 真理(国立感染症研究所)
Acinetobacter baumannii国際流行株の鑑別法の開発
○鈴木匡弘1,2、細羽恵理子3、松井真理4、荒川宜親2
(1愛知県衛生研究所
細菌研究室、2名古屋大学大学院医学系研究科 分子病原細菌学/耐性菌制御学、3名古屋医療センター 臨床研究センター、4国立感染症研究所
細菌第二部)
β-lactamase産生グラム陰性桿菌の迅速簡易検出法としてのPenta well法の評価
○村 竜輝1、川村久美子1、荒川宜親2
(1名古屋大学大学院医学系研究科医療技術学専攻、2名古屋大学大学院医学系研究科分子病原細菌学)
15:55~16:40
耐性機構(グラム陽性菌) 2
座長:菅井 基行(広島大学)
肺炎球菌リボソームの内因性修飾とテリスロマイシン抗菌活性
○高屋明子、庄司竜麻、佐藤慶治、山本友子
(千葉大学大学院薬学研究院 微生物薬品化学研究室)
非溶血性多剤耐性ペニシリン低感受性B群連鎖球菌(PRGBS)の解析
○坂野弘嗣1、木村幸司1,2、田中洋輔3、北仲博光1、金万春1、和知野純一1,2、山田景子1、柴山恵吾2、荒川宜親1,2
黄色ブドウ球菌のダプトマイシン感受性
○山田景子、金万春、和知野純一、木村幸司、荒川宜親
(名古屋大学大学院医学系研究科 分子病原細菌学)
〜〜〜〜休憩16:40 ~16:45〜〜〜〜〜
特別講演
16:45~18:00
座長:藤本 修平(東海大学)
植物病原菌の薬剤耐性-過去、現在と未来
石井 英夫
(独立行政法人 農業環境技術研究所 生物生態機能研究領域)
2日目 平成25年10月18日(金)
8:15~12:35
一般演題:発表10分、討論5分
8:15~10:00
β-lactam剤耐性(2)
座長:木村 幸司(名古屋大学)
同一病棟で検出された多剤耐性Klebsiella pneumoniaeの解析
○原田崇浩1、永井正樹1、外山雅美2,3、長野由紀子3、長野則之2,3,4、荒川宜親4
(1国立病院機構千葉医療センター
臨床検査科、2船橋市立医療センター 微生物検査室、3国立感染症研究所 細菌第二部、4名古屋大学大学院
医学系研究科)
NDM-1メタロβ-ラクタマーゼ、OXA-181カルバペネマーゼ等同時産生の広範囲抗菌薬耐性Klebsiella pneumoniaeの出現
○長野則之1,2,3、
長野由紀子2、 外山雅美1,2、佐々木信一4、中澤武司4、荻原伸悟4、須山正文4、堀 賢5、柴山恵吾2、荒川宜親3
本邦で初めて確認されたOXA-48カルバペネマーゼ産生Klebsiella
pneumoniae及びEscherichia
coliの分子学的特性
○長野則之1,2,3、遠藤康伸4、長野由紀子2、外山雅美1,2、松井真理2、柴山恵吾2、荒川宜親2,3
(1船橋市立医療センター
微生物検査室、2国立感染症研究所 細菌第二部、3名古屋大学大学院 医学系研究科、4成田赤十字病院
検査部)
座長:長野 則之(船橋市立医療センター)
IPMに耐性を示さないカルバペネマーゼ産生 Enterobacteriacea の多様性と脅威
○鹿山鎭男1,2、繁本憲文1,2,3、桑原隆一1,2,4、小野寺一1,5、横崎典哉1,6、大毛宏喜1,7、菅井基行1,2
(1広島大学 院内感染症プロジェクト研究センター、2広島大学大学院医歯薬保健学研究科 細菌学、3広島大学大学院医歯薬保健学研究科
外科学、4広島鉄道病院検査室、5広島大学病院診療支援部感染症検査部、6広島大学病院検査部、7広島大学病院感染症科)
本邦で分離されたメタロ-β-ラクタマーゼ産生大腸菌の耐性機序の解析および分子疫学
○小川美保1,2、矢野寿一2、遠藤史郎2、金森肇2、霜島正浩1、青柳哲史2、八田益充2、具芳明2、徳田浩一2、北川美穂2、賀来満夫2
(1株式会社ビー・エム・エル、2東北大学大学院医学系研究科 感染制御・検査診断学分野)
座長:富田
治芳(群馬大学)
新規メタロ-β-ラクタマーゼ産生Pseudomonas
pseudoalcaligenesの解析
○鈴木仁人1、鈴木里和1、松井真理1、平木洋一2、河野文夫2、柴山恵吾1
(1国立感染症研究所 細菌第二部、2国立病院機構熊本医療センター)
クエン酸-メタロ-β-ラクタマーゼ(IMP-1)複合体の結晶構造
○山口佳宏1、荒川宜親2、黒崎博雅3
(1熊本大学環境安全センター、2名古屋大学大学院医学系研究科、3熊本大学大学院生命科学研究部)
〜〜〜〜休憩10:00~10:15 〜〜〜〜
10:15~11:45
耐性機構(グラム陰性菌)
座長:高屋
明子(千葉大学)
プラスミド伝達性キノロン耐性遺伝子qnrAの保有がciprofloxacin存在下での大腸菌の生存に与える影響
○後藤 謙介1、寺口皓2、川村久美子1、荒川宜親3
(1名古屋大学医学系研究科 医療技術学専攻、2名古屋大学医学部保健学科、3名古屋大学医学系研究科
分子病原細菌学/耐性菌制御学)
緑膿菌野生株でのmexEF-oprN遺伝子の役割
○間世田英明1、市瀬裕樹1、上手麻希1、中江太治2
(1徳島大学大学院 ソシオテクノサイエンス研究部、2北里大学研究所 抗感染症薬研究センター)
緑膿菌の鉄獲得シグナル伝達系を標的とする新規評価系を用いたスクリーニングの試み
佐藤一樹、潮田兼一、秋葉敬斉、安藤太助、磯貝恵美子、○米山 裕
(東北大学大学院農学研究科)
座長:和知野 純一(名古屋大学)
サルモネラの異物認識による排出制御機構
西野 邦彦
(大阪大学 産業科学研究所 感染制御学研究分野)
環境感知応答システムに依存した腸管出血性大腸菌O157のホスホマイシン抵抗性と炭素源獲得のトレードオフ
倉林久美子1、平川裕子3、谷本弘一3、富田治芳2,3、○平川秀忠1
(1群馬大学
先端科学研究指導者育成ユニット、2群馬大学大学院 医学系研究科細菌学、3同研究科附属 薬剤耐性菌実験施設)
多剤耐性Photobacterium damselae
subsp. damselae由来新規マクロライド耐性遺伝子mef(C)およびmph(G)のクローニングと沿岸養殖環境細菌における分布
○野中 里佐1、丸山史人2、鈴木聡3、増田道明1
(1獨協医科大学医学部
微生物学講座、2東京医科歯科大学 大学院医歯学総合研究科、3愛媛大学 沿岸環境科学研究センター)
11:45~12:30
感受性検査
座長:長沢
光章(東北大学病院)
産業医科大学病院における緑膿菌に対する過去3年間の薬剤感受性の年次推移と緑膿菌の多剤耐性を意識した治療戦略の検討
○鈴木克典、迎
寛、松本哲朗
(産業医科大学病院 感染制御部)
微生物検査室における薬剤耐性菌検査の状況について
○静野健一(千葉市立海浜病院)、長沢光章(東北大学病院)、佐藤智明(山形大学医学部附属病院)、郡
美夫(東京医学技術専門学校)、犬塚和久(愛知県厚生連医療事業部)、堀 光広(岡崎市民病院)、柳沢英二(ミロクメディカルラボラトリー)、大花 昇(福島県立医科大学附属病院)、藤本修平(東海大学医学部)、柴山恵吾(国立感染症研究所)、荒川宜親(名古屋大学医学部)
JANISデータからみたMRSAおよびE. coliの主要抗菌薬感受性成績の解析
○大花 昇(福島県立医科大学附属病院)、長沢光章(東北大学病院)、佐藤智明(山形大学医学部附属病院)、郡 美夫(東京医学技術専門学校)、犬塚和久(愛知県厚生連医療事業部)、堀 光広(岡崎市民病院)、静野健一(千葉市立海浜病院)、柳沢英二(ミロクメディカルラボラトリー)、藤本修平(東海大学医学部)、柴山恵吾(国立感染症研究所)、荒川宜親(名古屋大学医学部)
12:30~12:35
閉会の挨拶